アメーバブログでカズさんという方が書いている記事をみつけました。
（勝手にココで紹介してしまい、申し訳ありません。。。
不都合がございましたら、カズさん、一報くださいませ。）
アスペルガー症候群かもしれないと気づいたカズさんが綴るブログ。
こちらの記事をみることで、私はケイさんを少し理解できました。
今までは、ケイさんから何も言われず、何も返ってこず、
ケイさんが何を考えて生活しているのか、全く分からなかったのです。
でもカズさんのおかげで、納得できる事が増えました。
同時に、「治るものではない」という現実を突きつけられました。
私の思う「普通の一般的な感情がない」という事実を突きつけられました。
自身を客観的に判断分析している点で、本当に努力されていると感じます。
そして、アスペルガーの当事者やカサンドラのパートナーの力になっていると確信しています。
先日、ある記事の話しを母から聞いた。
セックスレスで悩む妻がいて、
その夫に理由を聞いたところ…
「結婚したら、妻は家族になった。
家族としては見られるけれど、女としては見られない」
と答えたそうだ。
そっか…
おそらく、うちも同じだと思う。
私はケイさんによく言う
「私はあなたの母親ではない！」と。
でもきっと母親と同じなんだな。
結婚したら、母親や妹のように、共同生活をする家族になった。
だから気を使わない。
意識して相手の感情を読み取ろうとする必要もない。
愛情なく育ったケイさんは尚更だ。。。
だから私は寂しいのかな…
なんか違う！と常に思っているのかな？
今まで本当に育てにくかった長女。
今年の夏で５歳になります。
そして、最近思います。
「最初は育てにくい子だったな」と…
そう！過去形です。
性格の部分で、人見知りがあったり、引っ込み思案だったり、慎重だったり、不安症だったりしますが、
気づけば癇癪を起こさなくなりました。
「おやすみなさい」と普通に就寝できるようになりました。
幼稚園も問題なく、毎日通い、皆勤を目指しています。
父親の遺伝を心配して、
色々な所に相談に行っていた頃が嘘のよう。
毎日の癇癪に気が狂いそうになっていたのが嘘のよう。
優しくて、可愛くて、感情豊かに育っています。
ママ雑誌に書いてあった
「５歳になる頃には落ち着いてきます」
本当にそうだった。
ついつい微笑んじゃいます。
この経験談が、今苦しんでいるママさんの希望になりますように☆
平日は、子ども達の就寝後に帰宅。
土日は、祖父母宅で過ごす子ども達。
子ども達が、ケイさんと接する時間は殆ど無いのですが、
両親は「感情がない人と長時間いると子どもに悪影響だ」というし、
私も「私もカサンドラになるのだから、子どもも心配だ」と思うので、
何となくこの生活が “我が家流” になってしまいました。
でも、定期的に訪れるのです。
「自宅に居る方が自分のペースがつかめるな」
「あっ！ジジもババも疲れてきたな」
「よしっ！しばらく実家にいかずに生活しよう」
と思う時期が！！！
長女の「ジジババんちいくー」を説得し、
遊園地や公園へ出かけることで誤魔化し
（私の負担が大きくなるので、かなり近場で小規模でピクニック風レベルが限界）、
家族四人で過ごすのです。
すると、長女も次女もケイさんと遊ぶのをとても喜びます。
テンションが上がり、騒ぎっぱなし。
でもそれって、一時的な感情で、ケイさんがいてもジジババを求めます。
今までは「実習生の男の先生」的な立場なのかな？と理解していたのですが、
最近は、
（ちょっと言葉が悪くてごめんなさい）
喋る動くロボットと遊ぶような、ぬいぐるみと遊ぶような感じなのかな？
と思っています。
その場は楽しいのだけど、そこに感情がないのが分かる。
愛されてる実感もないし、子どもも熱が冷めたらケイさんに興味ない！というような…
そんな感じなのかな？と…
おそらく、一般的な父親はジジがしてくれていて、
ケイさんは、「お父さん」なだけ。
でも、その「お父さん」という存在も出来れば必要なのかな？と思うし、
ん〜〜〜難しいですね。。。
夫婦だし、二人の問題だし、
私は悩むとケイさんにメールをする…
「離婚しないのは、逃げだ！って親に言われたんだ。」
…返事がこない。
いつもそう。
返事しにくいことは無視。
何時間経っても
何日経っても
何も言ってくれないし、助けてくれない。
なんて返して言いか分からないんだろうね。
自分の感情がないから、応えることが出来ない。
パニックになってフリーズになって
“誰か答えを教えて！”
ってきっと願ってる。
私といるとケイさんも辛いのかな…
長女が生まれてから、ケイさんとの不具合が目立つようになり、
私は実家の両親と過ごすことが多くなった。
家も歩いていける距離にあるし、一緒に子育てをしてもらってきた。
長女にとって、きっと次女にとっても、私にとっても、
実家が憩いの場であり、故郷なのだと思う。
今でも、
週末になると長女は
「ばばんちへ泊まりに行く」と言い始め、週末は実家で過ごす。
でも、夜になり、両親のお酒がすすんでくると、
決まって母に「離婚しろ」と言われ、
決まって父に「（離婚しないのは）逃げだ」と言われてしまう。
両親の気持ちはとても分かる。
日々の生活で愚痴も言ってしまうし（言わなくても親はカマをかけるように色々聞いてくる！特に母は…。）、一般的におかしいことが多い。子どもへの悪影響も心配しているのだと思う。「娘に幸せになって欲しい」と願っているのは伝わってくる。
だけど、私は離婚に踏み切れないでいる。
その板挟みは辛いのだけれど…どうすることも出来ない。
なぜ離婚しないのか、イマイチ自分でも分かっていない。
子どもは楽しくケイさんと遊んでる。人間味がないケイさんにモヤモヤはするけど、言い合いは出来ないので決定打になる喧嘩もない。借金も（たぶん）浮気もない。それとなく自然に毎日が過ぎていく。
「アスペルガーのケイさんと暮らしていて、幸せか？」と聞かれたら幸せではないけれど、「ケイさんと離婚したら幸せになれる？」と聞かれたら、なれない気もする。
私だけじゃない。子ども達の幸せも考えると、
はいっ！いま即離婚ね！と踏み切れない。
それは私の逃げなのかな？
今の私には
「迷惑も心配も負担もかけてごめんね」と
両親にいうことしかできない。
